温泉分析書


当館の草津温泉万代鉱源泉について

源泉名 草津温泉万代鉱
泉 質 酸性ー塩化物・硫酸塩温泉(低張性酸性高温泉)

温泉分析書

(鉱泉分析法指針による分析成績)
1.依頼者 群馬県吾妻郡草津町大字草津28番地
草津町町長 黒岩 信忠
2.源泉名および採水地 草津温泉(源泉名:万代鉱)
群馬県吾妻郡草津町大字草津白根国有林63ハ林小班
(採水地:オーバーフロー管より採水)
3.採水地における調査試験成績
(1)調査および試験者 一般社団法人 群馬県薬剤師会(環境試験センター)田島美紀
(2)調査および試験年月日 平成25年4月24日
(3)泉温 96.5℃ (調査時の気温 6℃)
(4)利用量 測定せず (掘削自噴)
(5)知覚的試験 無色透明
(6)pH値 1.6
(7)電気伝導率 1.01 S/m (25℃)(交流2電極方式。極板:チタン+白金黒)  
4.試験室における試験成績
(1)試験者 一般社団法人 群馬県薬剤師会(環境試験センター)田島美紀
(2)分析終了年月日 平成25年5月15日
(3)知覚的試験 無色透明
(4)密度 1.0008g/cm3 (20℃/4℃)
(5)pH値 1.66
(6)蒸発残留物 2.63 g/kg(110℃)
5.試料1kg中の成分、分量および組成
(1)陽イオン (2)陰イオン
成分 mg mval mval%
ナトリウムイオン(Na+ 101 4.39 9.35
カリウムイオン(K+ 57.9 1.48 3.15
マグネシウムイオン(Mg2+ 57.0 4.69 9.97
カルシウムイオン(Ca2+) 102 5.09 10.84
鉄(Ⅱ)イオン(Fe2+ 6.31 0.23 0.48
マンガンイオン(Mn2+ 2.89 0.11 0.22
アルミニウムイオン(Al3+ 47.1 5.24 11.15
水素イオン(H+ 26.0 25.8 54.84
陽イオン計 400 47.0 100
成分 mg mval mval%
フッ化イオン(F 23.2 1.22 2.59
塩化物イオン(Cl 742 20.9 44.41
硫酸イオン(SO42- 836 17.4 36.92
硫酸水素イオン(HSO4 732 7.54 16.00
臭化物イオン(Br 2.9 0.04 0.08
       
       
       
陰イオン計 2,336 47.1 100
(3)遊離成分
 ア 非解離成分

 イ 溶存ガス成分
成分 mg mmol
メタけい酸(H2SiO3 501 6.41
メタほう酸(HBO2 18.7 0.43
硫酸(H2SO4 48.1 0.49
非遊離成分計 568 7.33
成分 mg mmol
遊離二酸化炭素(CO2
(遊離炭酸)
14.7 0.33
遊離硫化水素(H2S) 0.0 0.0
溶存ガス成分計 14.7 0.33

        溶存物質(ガス性をものを除く) (1)+(2)+(3)ア :  3.30g/kg
        成分総計 (1)+(2)+(3)ア、イ          :  3.32g/kg 



  (4)その他の微量成分     

総ひ素 5.23mg/kg
銅イオン 検出せず(0.002mg/kg未満)
鉛イオン 0.17mg/kg
総水銀 検出せず(0.0005mg/kg未満)
6.泉質 : 酸性ー塩化物・硫酸塩温泉(低張性酸性高温泉)

温泉分析登録番号:群馬薬第2号
登録分析機関:一般社団法人 群馬県薬剤師会

草津温泉万代鉱 温泉分析書

入浴を控えた方が良い疾患及び症状

  1. この温泉固有の禁忌症
    皮膚の過敏な人、特に光線過敏症の人、高齢者の皮膚乾燥症

  2. 温泉の一般的禁忌症
    病気の活動期(特に熱のあるとき)、
    活動性の結核、進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合、
    少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気、
    むくみのあるような重い腎臓の病気、消化管出血、目に見える出血があるとき、
    慢性の病気の急性増悪期

入浴をすると良い疾患及び症状

  1. この温泉固有の適応症
    アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症
    きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
    ただし糖尿病については運動と食事療法を併用すること)

  2. 温泉の一般的適応症
    筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり
    (関節リウマチ、変形性関、節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、
    運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、,
    胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、
    耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、
    自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、
    病後回復期、疲労回復、健康増進

温泉利用方法及び注意事項

〇一般的な入浴の場合、次のことに十分注意してください。

  1. 熱い湯に急に入ったり、長湯をするとめまいなどを起こすことがあります。
    始めは3分程度(6分以内)とし、慣れるにしたがって延長してください。
  2. 浴槽には静かに入り、浴後は湯冷めに注意し、しばらくは安静にしてください。
    運動浴は、全く別の専用施設で行います。
  3. 浴後、身体についた成分は洗い流さないでください。
    ただし、かぶれ症の方や湯ただれを起こしやすい人は、逆に浴後真水で身体を洗うか、
    温泉成分を拭き取ってください。(強塩泉及び酸性泉の場合)
  4. 次の疾患については、原則として高温浴(42℃以上)を禁忌とします。
    高血圧症、心臓病、高度の動脈硬化症
  5. 飲酒後の入浴は特に注意し、空腹・満腹時の入浴は控えてください。
  6. 入浴前後には水分の摂取を心がけてください。高齢者の方は特に注意が必要です。
  7. 酸性泉の場合は入浴中タオルなどでこすると皮膚を傷めることがありますので、注意してください。


〇温泉療養の場合は、次のことも十分注意してください。

  1. 1日当りの入浴回数は、最初の数日間は1回程度とし、その後2~3回まで増やしてください。
  2. 数日後、湯あたり(湯さわり)が現れた場合は、入浴を中止したり回数を減らし、回復をまってください。
  3. なお、温泉療養に際しては、温泉についての専門的な知識を有する医師(温泉療法医等)の指導を受けてください。

妊娠中でも大丈夫です

環境省の中央環境審議会では、2014年4月3日、
温泉法で定められている注意書きや効能などの掲示内容を32年ぶりに改正しました。
その中で、入浴を避けるべきだとしていた項目から妊娠を削除しました。

何故、妊娠中は禁忌症となっていたのか?それは、不明との事!?
お腹が大きくなると、足元が見えにくくなったり、
不安定になって転倒すると施設に責任を負わされるリスクを避ける為などが考えられていたそうです。

温泉に入る事は、まったく問題がない様です。
だからと言って、熱いお湯に急に入ったりとか、無理な長湯をしたりとかは、禁物でしょう。
これは、誰でも言える事だと思います。

また、適応症に「ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態)」、
「自律神経不安定症」 なども新たに追加されております。

< 貸切風呂 万代鉱源泉の魅力 >