このブログでも紹介した事がありますが、
オオヤマフスマの花です。
しかし、ただのオオヤマフスマでは、ありません。
普通のオオヤマフスマと違うところは、
葯の色が、紫色をしております。
この花、何と言う花なのか、非常に悩みました。
Googleで、画像検索しても、これと同じ花はありませんでした。
こちらが、画像検索した結果です。
https://goo.gl/RavHRN
もしかして、オオヤマフスマの変異を新発見かもしれない!
新しい名前が付けられる!と、心弾ませておりました。
こちらが、一般的なオオヤマフスマです。
葯の色は、普通、真っ白です。
こちらは、草津町の前口にありますザゼン草公園で
咲いておりました。
オオヤマフスマについて研究をされている先生を探してみたところ、
首都大学東京で、オオヤマフスマについて論文を書かれた事の
ある先生を見つけ、質問のメールを送りましたら、
実に丁寧に応対してくれました。
「中部地方や東北地方でいろんなオオヤマフスマを見ているが、
この様に、葯の色が紫なオオヤマフスマは、見た事がない。
標本を送ってほしい。」
との事で、標本を送り、調べて頂きました。
そして、いろんな文献や標本を調べて頂いた
途中経過の連絡を頂きました。
この葯が紫色の集団がある事は、新発見との事でした。
しかし、種内変異として、
オオヤマフスマの範疇に含まれるそうです。
葯の色が違うだけでは、新種として認められませんでした。
例えば、ミスミソウという花は、
葯の色が白や,ピンク,紫などがありますが、
それらに名前がつかられていることはありません。
ミスミソウについて画像検索した結果です。
https://goo.gl/TFj0NU
また、アメリカ産で葯の色が暗紫色に変化したものが報告され、
var. tayloriaeという変異での扱いを提案した人が過去にいたようです。
しかし一般には認められなかった様です。
その画像検索した結果がこちらです。
https://goo.gl/KFLr6L
過去にも見つけた人がいたんですね。
しかし、日本での新発見の太鼓判を押されましたので、
それは、それで嬉しい限りです。
私は、良い夢を見させて頂きました。
ニュースなどで報じられたら、どうしようと、
テレビに出ている自分を思い浮かべながら、
ニヤニヤとしておりました(笑)
私は、この花を見て、葯のところが頭で、
湯揉みをしているみたいなので、クサツユモミフスマなんて
言うのを考えておりました(笑)
また、別名でヒメタガソデソウと言うので、
ユミタガソデソウなんて言うのを考えたり・・・・(笑)
この花は、もう既に、ほとんど終わってしまいました。
草津道の駅、運動茶屋公園で、草津ロータリークラブの
記念樹もまわりにたくさん咲いておりました。
来年に同じ花がたくさん咲いてくれる事を祈っております。
草津温泉でしかご覧頂けない花を
これほど多く、気軽の見て頂ける頃は稀だと思います。
是非、来年の春頃の開花をお楽しみに!
↓↓↓ ↓↓↓
草津スカイランドホテル・栖風亭(せいふうてい)