ORP法によると草津温泉は還元系!?

温泉ソムリエ家元
こちら、温泉ソムリエ認定セミナーの打ち上げで、スタッフの方々と一緒に行った時、家元よりありがたいお言葉を頂戴しましたので動画で撮影させて頂きました。最後の方、笑っちゃいますし、若女将萌ちゃんの重大発表までしてしまいましたが、ここで、草津温泉が還元系である事を話しておりましたので、その内容について紹介したいと思います。

温泉ソムリエになれば、温泉分析書を見た時、温泉の泉質などが良く分かる様になります。
しかし、先日行われた温泉ソムリエ認定セミナーで、ORP法という違った方向から温泉を評価する方法が紹介されました。
私も温泉ソムリエ認定セミナーは3回目の復習になりますが、今回初めて聞きました。最近になって「水・温泉ORP評価アドバイザー」という認定セミナーが行われているそうで、とても人気の講座だそうです。

ORPとは、Oxidation-Reduction Potentialの頭文字をとったもので、酸化還元電位の事をいいます。単位はmVで、プラスは酸化系、マイナスは還元系となります。

このORP法により、水や温泉が酸化系であるか還元系であるかを測定し、その評価するものです。酸化系は、体を錆びさせていき、還元系は体の錆を落としてくれます。私たちの体は年をとっていくと共に酸化して、体が錆びていく事が知らせております。その錆とは、成人病や癌を含めた悪性の病気、さらには老化にも関係していることが明らかとなっています。還元系では、体の錆を落とし加齢に伴う生体の酸化を抑制し、アンチエイジング効果が期待できるとの事です。この手法により、温泉の酸化還元電位を測定して、泉質について評価できるものです。

果たして、強酸性の草津温泉は、どちらなんでしょうか?

酸性だから酸化系?

実は、還元系なのです!

草津温泉は、体の錆を落としてくれる温泉なのです!

pHと、ORPの測定法は、まったく異なります。
還元系になる可能性が高いのは、「硫化水素(硫黄泉)」を含む温泉と「二価鉄(含鉄泉)」を含む温泉だそうです。
草津温泉は含鉄泉ではありませんが、例えば地蔵の湯では、平成25年の温泉分析書によりますと、二価鉄が18.5mg含まれております。20mg以上で含鉄泉になる訳ですが、含鉄泉の効果がない訳ではありません。今回のセミナーでは、家元はこの二価鉄の量について草津温泉を高く評価されておりました。含鉄泉では二価鉄と三価鉄の量を足した量となりますが、三価鉄は酸化系の方向になってしまうとの事です。また、塩素添加した温泉も酸化系となり泉質を変化させてしまうとの事です。「煮川の湯」では、硫化水素の含有量(10.0mg)が多く、二価鉄の量(18.4mg)と量が多く、草津温泉で体の錆落としに最適なのは、大滝乃湯なのでしょうか?

万代鉱も二価鉄が6.31mg、草津温泉の中でも一番強い酸性。
これによって、体が癒されるとおっしゃってくれました。
具体的に草津温泉はどのくらいの数値で、他の温泉に比べてどのくらい優れているのかは分かりませんが、
将来的に、このORP法による数値が、温泉分析書に載るのではないかと期待したいところですね。

水・温泉ORP評価協会については、こちらをご覧ください。
https://onsenhyakkaten.com/orp/



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