皆さま、こんにちは。草津スカイランドホテルでございます。
ただいま、天狗山プレイゾーンでは、
たくさんのアキアカネ(赤とんぼ)が飛び交っています。
実はこのアキアカネ、春から初夏にかけて平野部の田んぼなどで生まれたあと、
夏の暑さを避けるために標高の高い山地へと移動してくるのです。
草津温泉は避暑地として人にも人気ですが、
実はトンボにとっても快適な場所だったのですね。
さらに、アキアカネにはちょっと不思議な習性があります。
秋になると体の色が赤く変化しますが、これは「大人になったサイン」。
仲間に繁殖期を知らせる役割のほか、
紫外線から体を守る効果があるとも言われています。
また、日なたに止まっているときに尾を上に向けて
逆立ちのようなポーズをとる姿を見かけることもあります。
これは強い日差しを避け、体温の上がりすぎを防ぐための工夫。
まるで小さな自然博士のような知恵を持っているのです。
やがて秋が深まると、平野部へと戻り、
次の世代の命をつないでいきます。
夏休みの自由研究にもぴったりの題材ですので、
お子様と一緒に天狗山を散策しながら観察してみてはいかがでしょうか。
草津温泉の自然が、きっと素敵な学びと発見を与えてくれることでしょう。
皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。
夏休みの自由研究として、以下の内容をヒントに作成してみてはいかがでしょうか。
自由研究テーマ
「アキアカネは何故、山地に来るのか?」
はじめに
夏の草津温泉・天狗山プレイゾーンでは、たくさんのアキアカネが飛んでいます。
平野部で生まれたトンボたちが、なぜ涼しい山地に集まるのでしょうか?
また、秋になると赤くなったり、尾を上に上げたりする姿もよく見られます。
その理由を調べてみました。
観察したこと
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夏休みに天狗山でアキアカネを見ました。
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体の色はまだ黄色っぽい個体が多く、秋になると赤くなると聞きました。
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空中で飛んでいるとき、尾を上にピンと上げている姿がありました。
調べたこと
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山地に来る理由
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平野部で生まれたアキアカネは、夏の暑さが苦手。
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涼しい高原へ移動して「避暑」をしている。
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草津温泉のような標高の高い場所は、アキアカネにとって過ごしやすい環境。
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紅くなる理由
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秋になると気温が下がり、体内の色素(カロテノイドやタンパク質の変化)によって、体が赤くなる。
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赤い色は、仲間に「成虫として成熟した」ことを知らせるサインでもある。
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赤色は太陽の紫外線を反射しやすく、体を守る効果もあると考えられている。
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尾を上に向ける理由
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アキアカネは日なたにとまるとき、尾を上に上げて「逆立ちポーズ」をとる。
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これは「熱中症対策」。太陽の光をできるだけ浴びないようにするための工夫。
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尾を上げることで、体の影を小さくして体温の上がりすぎを防いでいる。
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里に戻る理由
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秋が深まり寒くなると、再び平野部へ移動。
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そこで卵を産んで、一生を終える。
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次の世代はまた平野部で生まれ、同じように「避暑の旅」をする。
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まとめ
アキアカネが山地に来るのは、「夏の暑さを避けて涼しく過ごすため」。
そして秋になると、体が赤くなるのは成熟のサインであり、体を守る効果もある。
さらに、尾を上に向けるのは、強い日差しから体を守るための工夫でした。
感想
アキアカネはただの「赤とんぼ」ではなく、山へ旅をしたり、体の色を変えたり、尾を上げて暑さをしのいだりと、工夫をしながら生きていることが分かりました。
身近なトンボにも、たくさんの「生きる知恵」があることを知って、とてもおもしろかったです。
👉 このままノートにまとめる場合は、
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「山で見たアキアカネの絵」
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「赤くなる前と後の写真」
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「尾を上げている姿のイラスト」
などを加えると、より完成度の高い自由研究になります✨
こちら、9月上旬頃に撮影したアキアカネです。
大分赤くなって来ております。
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草津スカイランドホテル・栖風亭(せいふうてい)