コアジサイとシャネルの香水 〜ちょっとしたご訂正のお知らせ〜

いつも当館ブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

只今、草津森の癒し歩道ロイヤルコースではコアジサイが盛りとなっております

さて、2013年の今頃に、ご紹介いたしましたブログ記事の中で、
「シャネルの香水にはコアジサイの香りが使われている」とご案内しておりました。

このお話は、以前あるネイチャーガイドさんから伺い、
またネット上の記事などでも見かけたことから、私もすっかり信じておりました。

ところが改めて詳しく調べてみましたところ、
シャネルの香水(特に「N°5」など初期のもの)には、
コアジサイそのものの香料は使用されていない、ということが分かりました。
また、その後に発売された他のシャネルの香水におきましても、
現在まで「コアジサイ」の香料が使われた記録は確認できておりません。

さらに、香水の開発過程や歴史的な資料などを調べたところ、
シャネルの香水がコアジサイの香りを「参考にした」
「インスピレーションを受けた」というような事例も、
特には確認されておりませんでした。


AIを使って、徹底調査しました。

以前はインターネット検索で事実確認をしておりましたが、
今はAIという非常に優れた調査ツールがあり、より深く正確な情報確認が可能となりました。
今回は2つのAI(ChatGPTとGemini)を用いて徹底的に調査を行い、その結果をまとめました。

▼ ChatGPTによる調査
ココ・シャネル初の香水と「コアジサイ」の香りに関する調査
こちらの文章をまとめると以下の様になります。
・シャネルが初めて作った香水「シャネル N°5」には、「コアジサイ」という花の香りは使われていません。
・​コアジサイの香りを香水に使うのはとても難しく、1921年当時はその技術もありませんでした。
​・「シャネル N°5」は、ジャスミンやバラなどの花の香りと特別な合成香料を組み合わせて作られた、どの花にも似ていない特別な香りです。
「コアジサイが使われた」という事実はありません。

▼ Geminiによる調査
ココシャネルとコアジサイの関係について gemini
こちらの文章をまとめると以下の様になります。
・シャネルN°5という香水には、コアジサイの香りは使われていません。
・​シャネルN°5の特徴は、ジャスミンやバラ、アルデヒドという特別な成分を使ったことで、
特定の花の香りではなく、複雑で特別な香りを作り出したことです。
​・コアジサイは甘い香りを持っていますが、シャネルN°5の材料には含まれていないことがわかっています。

ご興味のある方は、URLのPDFファイルを開き、ご覧いただければ幸いです。


とはいえ、初夏の山あいに咲くコアジサイの、あの清楚で優しい香り。
それが高級な香水に使われていても不思議ではないほど、素晴らしい芳香であることに変わりはありません。

今回、誤った情報をお届けしてしまいました皆さまには、心よりお詫び申し上げます。
また、ご紹介くださったネイチャーガイドさんの温かなご案内に、改めて感謝申し上げます。

今後とも、草津の美しい自然や四季折々の魅力を、丁寧にお届けしてまいります。
どうぞ引き続き、よろしくお願いいたします。

また、こちらの情報で誤りがございましたら、ご指摘頂けると幸いです。

こちら、草津森の癒し歩道ロイヤルコースでいっぱい咲いているコアジサイの花です。



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