ベニコウホネ(紅河骨・スイレン科コウホネ属)

IMGP9295 ベニコウホネ

IMGP9304 ベニコウホネ
ベニコウホネの花です。
この花の名前が分かるまで、約10日間かかりました(笑)

西の河原公園、「鬼の相撲場」の近くにある池で咲いております。
毎年、スイレンと共に咲いているのですが、
何の花なのか、気にした事もなかったので調べてみました。
スイレン科コウホネ属というところまでは分かったのですが
いろいろと種類があり、分類が難しい様です。

第一段階として、
葉が抽葉状態であるか、浮葉状態であるかに
よって分類が分かれるそうなのです。

しかし、第一段階で、既につまづきました。
この花の場合は、ほとんどが浮葉状態で、
もしかすると、ネムロコウホネの特徴?と、思っておりました。
それは、北海道、東北地方しか分布しない、
環境省のレッドデータ、絶滅危惧II類(VU)に登録されている花です。
草津で発見されたとすれば、大発見!!
でも、本当にそうなのか、非常に悩まされました。
しかも、黄色だけでなく、オレンジ色もあり、
そんなのは、図鑑にも載っておりませんでした。

1週間、コウホネについて、いろいろと勉強しました。
それでも分からず、
新潟のある大学で、コウホネについて研究されている先生が
いる事が分かり、メールで問い合わせしてしてみました。
とても親切に、そして、丁寧に教えてくれました。

コウホネの特徴は、水面から葉が出ている抽葉状態になりますが、
池が深い場合は、ほとんどが浮き葉状態になるそうです。
CIMG1548 コウホネ

ここまで、通常のコウホネとの同じ状態なのですが、
コウホネは花の終わり頃に、
萼(花弁に見えているもの)が緑色になって行きますが、
ベニコウホネの場合は、オレンジ色になって、
紅い色に変わっていきます。
IMGP9085 コウホネ

池に沈んでしまってますが、確かに紅い色になってます。
IMGP9309 ベニコウホネ

いくら、野花の図鑑で探しても見つからないはずでした。
生物学的には、コウホネと同じ種で、
園芸用に選抜されて出来た品種がベニコウホネです。
全国各地に植えられていて、過去に誰かがこの池にも
植えた事が考えられるそうです。
それが、増えて今の状態になっているとの事です。

こりゃ大発見と、心はずませておりましたが、
とんだおまぬけな話になってしまいましたね(笑)

楽天市場で、1ポット725円で販売もしてます(爆)

しかも、販売元が群馬県だったというのも
笑っちゃいますね。

コウホネは、根茎を乾燥したものを生薬で
川骨(せんこつ)と呼ばれており、
強壮薬、止血薬とされております。

園芸用の花が、西の河原公園の池で野生化して
咲いていると言う事で、ブログに掲載させて頂きました。
 
只今、スイレンと一緒に咲いてます。

天狗山第一駐車場に車を停めて、
西の河原露天風呂に行く途中でご覧頂けると思います。
大きな地図は、こちらです。
https://goo.gl/maps/bBJxF

是非、見つけてみてください。
 



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