12月上旬頃、草津温泉では最も閑散期となります。
こんな時、温泉に入った時、貸切状態になる事もあります。
温泉巡りに最もゆったりと入れる、絶好の季節です♪
ここで、草津温泉の共同浴場についてご案内したいと思います。
共同浴場シリーズ第1弾として、白旗の湯を紹介させて頂きます。
草津温泉には、無料で入れる共同浴場が18箇所ございます。
その中で一番の代表的な共同浴場、「白旗の湯」です。
中に入ると、浴槽が2つあります。
共同浴場の中でも唯一、水道のない温泉施設で、
源泉100%の温泉を誇る浴場です。
小さい方の浴槽は熱めで、温度が45~47度ぐらい、
大きい方は、43~45度ぐらいとなっております。
初めての方には、入る時熱いと思いますが、
何とか入れちゃうものです。
何故、大きい浴槽の方だけ白く濁っているか?
大きな浴槽はやや白く濁っていて、小さい方は透明です。
泉質は同じなのですが、何故なのか?良く聞かれます。
それは、大きい浴槽の方は温泉が浴槽に滞留している時間が長いので、
硫化水素が酸素に触れ結晶化し、白く濁ります。
小さい方は温度も高めで、湯量も多めに出しております。
なので、結晶化される前にお湯が流れてしまうので透明です。
小さい浴槽の温泉の方がお湯が新鮮ですが、熱い温泉でピリピリします。
大きい浴槽は、お湯が柔らかく気持ち良く入れます。
白旗の湯の由来
源頼朝が建久4年(1193)8月3日浅間山麓で巻狩をした時、此処に涌き出ずる温泉を発見し入浴したと伝えられております。当時は「御座の湯」と言われておりましたが明治三十年に源氏の白旗に因んで「白旗の湯」と改称されました。
共同浴場に入るマナー
共同浴場は観光用ではありません。
地域住民の生活のお風呂です。
つねに「もらい湯」の心を忘れずにご利用下さい。
こちらでは、町の職人さんとか、湯治目的で入る方も多く、
マナーを守らないと、注意される事もございます。
お互いにイヤな気持ちになるので、マナーを守って
楽しく共同浴場をご利用頂ければと思います。
・体を良くお湯で流して入る。
※かぶり湯と言って、後頭部に桶で30杯ぐらい
お湯をかけると、湯あたり防止となります。
・温泉のバルブを止めっぱなしにしたり、
全開のままにしたりしない。
・浴槽の中にタオルを浸さない。
・まわりに迷惑になる様な大声を出さない。
・あがる時、使った桶などは片付ける。
・あがる時は、よく体を拭いて脱衣場を濡らさない様にする。
遠くはるばる草津温泉へ、せっかくお越し頂くのですから、あまり細かい事は書きたくなかったのですが、ブログをご覧の皆様には、お互いに楽しく共同浴場をご利用して頂ければと思います。また、「そんな事分かっている!」という方もいらっしゃると思いますが、ご容赦の程、よろしくお願い申し上げます。
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