雨を突き抜ける勇ましい掛け声!白根神社夏まつり「渡御神輿」

雨に濡れた石畳がしっとりと輝き、
いつもの温泉街が厳かな祭りの舞台へと姿を変えた朝。

2026年7月18日(土)、白根神社夏まつりの二日目に行われた
「渡御神輿(とぎょみこし)」の様子を撮影してまいりました。

あいにくの雨模様となりましたが、白装束に身を包んだ大勢の有志の皆様が集まり、
草津の町の平穏と幸せを願う神事が執り行われました。


雨の中、白根神社から町内へ向けて渡御が始まります。

⛩️ 渡御神輿とは

白根神社の案内によりますと、渡御神輿とは、
年に一度の神社祭典の日にご神体をお乗せし、町内を巡る神輿のことです。

神様が神社を出て、人々が暮らす町を巡られる渡御には、
町民の幸せを願う大切な意味が込められています。

さらに、渡御神輿を担ぐことは、厄除祈願・家内安全・商売繁盛など、
さまざまな願いを神様へ届けることにもつながるとされています。

草津町の発展と町民の末永い幸せを祈り、毎年受け継がれてきた渡御神輿。
単に神輿を担いで町を練り歩くのではなく、
人々の願いと地域の絆を担いで進む、白根神社祭典の大切な神事なのです。


ご神体をお乗せした渡御神輿を中心に、行列がゆっくりと町内を進みます。

🔥 雨音をかき消す、勇ましい掛け声

この日は、雨脚が弱まったかと思えば、再び細かな雨粒が降り注ぐ空模様。
それでも担ぎ手の皆様の歩みが止まることはありませんでした。

濡れた白装束、雨粒を弾く神輿、足元から上がる水しぶき――。

そして、静かな温泉街に響き渡る、腹の底から絞り出すような勇ましい掛け声。

「オイサーッ!オイサーッ!」

ひと声上がるたびに担ぎ手の心がひとつとなり、神輿が力強く揺れ動きます。
その熱気は雨の冷たささえ忘れさせ、
まるで降りしきる雨を勢いよく払いのけながら進んでいるかのようでした。


肩を寄せ、呼吸を合わせて神輿を担ぐ皆様。
雨にも負けない力強さが伝わってきます。


勇ましい掛け声とともに、渡御神輿が温泉街を進んでいきます。

✨ 神様とともに巡る草津の町

渡御の行列には、神輿だけでなく、祭典に携わる多くの皆様が加わります。

雨具を身につけながら神輿を守る方、行列を安全に導く方、
沿道から静かに見守る町の方々。皆様の表情からは、
この祭典を大切に受け継いでいこうとする思いが感じられました。


雨に濡れた昔ながらの温泉街を進む渡御の行列。
白装束がひときわ清らかに映ります。


祭典に携わる皆様が力を合わせ、神聖な渡御を支えています。

沿道で見守っていると、掛け声や足音、神輿のきしむ音が次第に近づき、
目の前を通り過ぎた後には、祭りの熱気とともにどこか清々しい空気が残ります。

華やかな夜の神輿とはまた異なる、厳かさと勇ましさを併せ持つ渡御神輿。
神様をお迎えし、町の安寧を願う草津の人々の心が、ひしひしと伝わってくる光景でした。


雨の中でも変わらぬ歩みを続ける行列。町中に祈りが届けられていきます。

🌿 雨だからこそ心に残った渡御神輿

決して穏やかな天候ではありませんでしたが、雨の中であったからこそ、
担ぎ手の皆様のたくましさと、祭典にかける強い思いがいっそう鮮やかに感じられました。

空から降り注ぐ雨は、神輿や白装束を濡らしても、
人々の心に灯る祭りの炎まで消すことはできません。

町内に轟く掛け声には、厄を払い、
草津に暮らす人々や訪れる皆様の幸せを願う力が宿っているようでした。


雨をものともせず進む担ぎ手の皆様。その勇姿に、
沿道からも熱い視線が注がれます。


人々の願いを乗せた渡御神輿。雨の草津温泉に、
忘れられない祭りの光景が刻まれました。

動画をご覧ください。

毎年7月17日・18日に開催される白根神社夏まつり。
華やかな露店や夜の神輿はもちろん、
このような祭典本来の意味を伝える渡御神輿にも、ぜひご注目ください。

伝統を守り、雨の中でも力強く渡御を執り行ってくださった皆様に、
心より敬意を表します。

草津温泉へお越しの際は、湯けむりや温泉だけではなく、
地域に息づく歴史や、人と人との温かな結びつきにも
触れていただけましたら幸いです。



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