草津温泉に小さな秋の便り 高山植物園でリンドウを発見

夏の深い緑に包まれた草津温泉で、ほんの少し早い秋の便りを見つけました。

秋の訪れを告げる花として親しまれている、青紫色のリンドウです。

今回リンドウを見つけたのは、草津温泉の玄関口にある
「道の駅 草津運動茶屋公園」の高山植物園。
森の中で静かに咲く姿は、季節がゆっくりと
次の頁をめくり始めたことを伝えているようでした。

草津運動茶屋公園高山植物園の入口

緑豊かな森へと続く、草津運動茶屋公園高山植物園の入口です。

森へ一歩入れば、そこは小さな別世界

高山植物園の入口をくぐると、目の前に広がるのは瑞々しい緑の森です。

木々の葉が幾重にも重なり、シダが足元を覆う園内は、
まるで森そのものが大きく深呼吸しているよう。
木立の間を縫う遊歩道を歩けば、気軽に森林浴気分を味わうことができます。

緑に包まれた高山植物園の森

高山植物園の遊歩道

雨に濡れた遊歩道と、雫をまとった草木もまた美しく、
しっとりと落ち着いた森の表情を見せてくれていました。

道の駅の公式案内によると、高山植物園は標高約1,231mに広がる自然豊かな場所です。
季節ごとに様々な植物と出会えるため、訪れるたびに新しい発見があります。

緑の中に浮かぶ、青紫色のリンドウ

遊歩道を進んでいくと、道の左手に鮮やかな青紫色が見えてきます。

リンドウが咲く高山植物園の遊歩道

先日訪れた際には一輪しか見つけることができませんでしたが、
今回は森のあちらこちらで、いくつものリンドウが咲いているのを見かけました。

深い緑の中に灯る小さな青紫色。
派手に咲き誇るというよりも、見つけてくれる人を静かに待っているような、
奥ゆかしい佇まいです。

高山植物園に咲く青紫色のリンドウ

青紫色の花を咲かせるリンドウ

曇りの日には、花を閉じる?

リンドウには、日差しを受けると花を開き、曇りの日や夜になると閉じる性質があります。

そのため、天候によって出会える花の表情が少しずつ異なります。
今回撮影したリンドウが花びらを控えめに開いているのも、
雨上がりの空模様を映しているように見えました。

大きく開いた姿だけが「満開」なのではありません。
筆先を思わせるような、きゅっと閉じた姿もまた、リンドウならではの美しさです。

つぼみのように花を閉じたリンドウ

雨粒をまとったリンドウ

「竜胆」という力強い名前の由来

可憐な花からは少し意外ですが、リンドウは漢字で「竜胆」と書きます。

その名は、根の強い苦味を、想像上の生き物である
「竜の胆」にたとえたことに由来するといわれています。

見た目は静かで清らか、それでいて名前には力強さを秘めている――。
この意外な組み合わせも、リンドウに心惹かれる理由のひとつかもしれません。

草津温泉へのドライブに、小さな森歩きを

道の駅 草津運動茶屋公園は、お車で草津温泉へお越しになる際に立ち寄りやすい観光スポットです。

お買い物や休憩だけでなく、少し時間をつくって高山植物園を歩いてみてはいかがでしょうか。

足元や木々の間に目を向けてみると、青紫色のリンドウが、
草津の小さな秋をそっと知らせてくれるかもしれません。

花の開花状況は天候や時期によって変わります。
その日にしか出会えない森の表情も楽しみながら、どうぞゆっくりと散策なさってくださいませ。

道の駅 草津運動茶屋公園・観光案内はこちら



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