ヤマオダマキの花です。
そんなに目立たない花ですが、
良く見ると、たくさん咲いているのに気付きます。
苧環とは、麻などの繊維を巻いた管のことで、
この五角形にさいている花のようすが似ているので、
この名前がついたそうです。
ヤマオダマキは、山に咲いている花なので、
山苧環という名前になっております。
さて、苧環とはどんなものか、画像検索でご覧ください。
キンポウゲ科の植物は、トリカブトが有名ですが、
毒性を持つ花が多い種類です。
ヤマオダマキも有毒植物で、その全草に含まれている成分は、
「プロトアネモニン」と言うそうです。
誤って、ヤマオダマキを折ったりした場合、
傷ついた葉や茎から汁液が出て、
皮膚に付着すれば、かぶれる場合があるそうです。
また、食べてしまえば、胃腸炎、心臓麻痺を引き起こす
可能性のある恐ろしい花です。
どうぞ、お気を付けください。
しかし、日本の民間療法で発泡薬というプロトアネモニンを
含む薬があって、腕の内側に張ることで扁桃炎などに
効くそうです。毒をもって毒を制すと言いますが、
こんな使い方もあるんですね。
この場合、ある化学反応で、プロトアネモニンは、
無毒な成分に変わる様です。
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