高原の緑がいっそう深まり、涼やかな風が心地よく感じられる草津温泉。
温泉でゆっくりと体を癒やした後は、旅の夜を彩るお食事の時間も、
大きな楽しみのひとつです。
今回は、お客様から、
「本当に美味しかった!」
「今までの鶏むね肉のイメージが変わりました」
と、嬉しい驚きのお声をいただいている、当館のお料理をプロデュースする
フードコーディネーター橋本シェフおすすめの一皿をご紹介いたします。
こちらは、前菜料理が一部変更となったお料理となります。

艶やかなバルサミコソースと鮮やかな彩り。目の前に運ばれた瞬間から、
期待がふくらむ一皿です。
🍽️ グリル・ド・チキンブレスト ソース バルサミコ
今回ご紹介する料理は、
「グリル・ド・チキンブレスト ソース バルサミコ」です。
少し長く聞こえる料理名ですが、その一つひとつの言葉には、
素材の持ち味を大切にする料理長のこだわりと、美味しさの秘密が込められています。
しっとりと柔らかく仕上げた鶏むね肉に、ぶどう由来の甘みと酸味を持つ、
芳醇なバルサミコソースをたっぷりと。
淡く上品な鶏肉の旨みと、奥深いソースの味わいが重なり、口の中に豊かな余韻を残します。
🐓 群馬の恵み「赤城鶏」を使用しています
この料理に使用しているのは、群馬県で大切に育てられた銘柄鶏、「赤城鶏」です。
せっかく群馬へお越しいただくからこそ、温泉だけでなく、
お食事からもこの土地ならではの魅力を感じていただきたい。
そんな思いから、群馬に縁のある赤城鶏を使用しています。
使用する部位は、脂肪分が比較的少なく、上品な味わいを持つ鶏むね肉です。
素材そのものは淡泊で繊細だからこそ、
仕込みや火入れによって食感や美味しさに大きな違いが生まれます。
料理長の丁寧な仕事によって引き出された、赤城鶏のしっとりとした食感。
群馬の自然に育まれた食材が、草津温泉の旅の食卓を華やかに彩ります。

淡い桃色と金彩が美しい器に盛り付けられた赤城鶏。
艶やかなソースと色鮮やかな付け合わせが、まるで一枚の絵のようです。
📖 「ブレスト」と「バルサミコ」とは?
ブレスト(Breast)とは、英語で鶏の胸肉を意味します。
鶏もも肉に比べて脂肪分が少なく、さっぱりとした上品な味わいを持つ部位です。
一方、バルサミコとは、ぶどうの果汁を煮詰め、
木樽で熟成させて作られるイタリア生まれの調味料です。
爽やかな酸味だけでなく、果実を思わせるまろやかな甘みや、
ワインのように芳醇な香り、奥深いコクを持っています。
つまり、この料理名には、
「丁寧に焼き上げた赤城鶏のむね肉を、香り高いバルサミコソースとともに味わう一皿」
という意味が込められています。
✨ 「これが鶏むね肉?」と驚く、極上のしっとり感
鶏むね肉というと、
「火を通すと硬くなりそう」
「少しパサパサしているのでは」
という印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、当館のチキンブレストをひと口お召し上がりいただくと、
その印象はきっと大きく変わります。
ナイフを入れると、驚くほど柔らかく、口に運べばしっとりとなめらか。
赤城鶏の繊細な旨みとともに、肉汁を含んだやさしい食感が広がります。
「これが本当に鶏むね肉なのですか?」
思わずそう確かめたくなるほどの柔らかさが、この料理の大きな魅力です。
🕰️ 一晩以上かけて、旨みを肉の奥まで
このしっとりとした食感は、料理長による丁寧な仕込みから生まれます。
赤城鶏のむね肉を特製のバルサミコ液とともに真空状態にし、
冷蔵庫の中で一晩以上じっくりと寝かせます。
時間をかけてマリネすることで、味わいが表面だけでなく、
肉の内側までゆっくりとなじんでいきます。
その後、肉質が硬くならないよう温度を細やかに管理しながら、
絶妙な加減で火を入れます。
仕上げにはフライパンでさっとソテーし、
表面に食欲を誘う香ばしさをまとわせます。
こうした手間を重ねることで、赤城鶏の旨みと水分をしっかりと閉じ込め、
きめ細かく、しっとりとなめらかな食感を実現しています。

厚みのある赤城鶏のむね肉に、濃厚なバルサミコソースがたっぷり。
写真からも、そのしっとりとした肉質が伝わってきます。
🌿 甘酸っぱさと爽やかな香りを添えて
料理の上で、宝石のように艶やかに輝く赤い実は、「ペッパードロップ」です。
愛らしいしずく型の姿と、ほどよい甘酸っぱさ、ほんのりとした刺激が、
濃厚なバルサミコソースによく合います。
さらに、みずみずしい豆苗と刻みネギの爽やかな香りが、
料理全体をすっきりと引き締めます。
芳醇なコクの中にも軽やかさがあり、
最後のひと口まで飽きることなくお召し上がりいただける味わいです。
💬 鶏肉が苦手だったスタッフにも、嬉しい驚きが
実は当館には、実家が養鶏場で、幼い頃に鶏の命と向き合う場面を目にした経験から、
長い間、鶏肉を食べられなくなっていたスタッフがおります。
普段の従業員食でも、鶏肉料理には一切口をつけないほどでした。
そのスタッフが、この赤城鶏の料理を恐る恐る試食したところ、
ひと口食べた瞬間、驚いた表情を浮かべ、
「これ、本当に鶏肉? 美味しい!」
と、思わず笑顔になりました。
長年抱いていた鶏肉への印象さえ、そっと変えてしまった一皿。
赤城鶏という素材に丁寧に向き合い、
時間と手間を惜しまず仕上げた料理だからこそ生まれた、
私たちにとっても忘れられない出来事となりました。
♨️ 群馬の美味しさを、草津温泉の食卓で
群馬県で育まれた赤城鶏と、芳醇なバルサミコソースが織りなす、
「グリル・ド・チキンブレスト ソース バルサミコ」。
ヘルシーで上品な鶏むね肉でありながら、豊かなコクと香り、
そして驚くほどの柔らかさをお楽しみいただける、料理長自信の一品です。
お食事の席にこの一皿が運ばれてきましたら、
まずは立ち上る芳醇な香りをお楽しみください。
そして、ひと口目に訪れる驚きのしっとり感と、赤城鶏のやさしい旨み、
バルサミコソースが残す奥深い余韻を、どうぞゆっくりとご堪能ください。
草津温泉の湯に癒やされ、群馬の美味しさに心を満たすひととき。
皆様の旅の思い出が、美味しい笑顔とともに、
いつまでも心に残るものとなりますように。
スタッフ一同、心を込めておもてなしいたします。
皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。
※お料理の内容や盛り付けは、仕入れ状況や季節により変更となる場合がございます。
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草津スカイランドホテル・栖風亭(せいふうてい)


