バッコヤナギ(跋扈柳、婆っこ柳、ヤナギ科ヤナギ属)別名ヤマネコヤナギ

🌿 草津温泉 花図鑑「バッコヤナギ」

皆様、こんにちは。
当ブログでは、草津温泉周辺で見られる植物を
「草津温泉 花図鑑」としてご紹介しております。

本日ご紹介するのは、草津の山に春の訪れを知らせる木、
バッコヤナギ(跋扈柳)です。

早春、まだ山の木々が冬の色を残している頃、道路脇や山の斜面を見上げると、
木全体が黄色い綿毛のようにふわふわと見えることがあります。

それが、このバッコヤナギです。
別名ヤマネコヤナギとも呼ばれ、
春の草津の山を優しく彩る植物のひとつです。

🐄 名前の由来「バッコ」とは?

「バッコヤナギ」という少し不思議な名前。
その由来にはいくつかの説があります。

ひとつは、東北地方の方言で牛(べこ)を意味する言葉から来ているという説です。

昔、放牧されていた牛がこの柳の芽や枝を好んで食べていたことから、
「ベコヤナギ」→「バッコヤナギ」になったと言われています。

👵 「婆っこ柳」という説も

もう一つの語源として知られているのが「婆っこ柳」という説です。

春先に咲く柳の花穂が、白くふわふわとしており、遠くから見ると
お婆さんの白髪のように見えることから名付けられたとも言われています。

自然の姿から生まれた、昔ながらの素朴な名前なのですね。

🔍 接写すると見える「赤い粒」

遠くから見ると黄色い綿毛のように見えるバッコヤナギ。
しかし近くで観察すると、さらに興味深い姿を見ることが出来ます。

黄色い花の中に小さな赤い粒が混ざっているのが分かります。
これは雄しべの先にある葯(やく)という部分で、花粉が入った袋です。

生まれたばかりの頃は赤色で、花粉が成熟すると袋が開き、中から黄色い花粉が現れます。

赤と黄色の色合いは、自然が作り出す美しい色の組み合わせです。

🐱 別名「ヤマネコヤナギ」

バッコヤナギは、別名ヤマネコヤナギとも呼ばれます。

花が咲く前のふっくらした蕾が、
まるで猫のしっぽのように見えることから、
この名前が付けられました。

触れてみると、とても柔らかく、ビロードのような手触りです。

 

🌸 桜よりも早く咲く理由

バッコヤナギは、草津の山では桜よりも早く咲くことで知られています。

柳の仲間は、葉が出る前に花を咲かせます。
葉がない状態で咲くことで、風に乗って花粉が遠くまで運ばれやすくなるのです。

こうした自然の仕組みによって、まだ寒さが残る早春でも花を咲かせることが出来ます。

🌿 草津温泉の春の自然

草津温泉周辺では、春になると様々な花が山の中に姿を見せ始めます。

バッコヤナギは、その中でも特に早く春を知らせてくれる植物です。

温泉へお越しの際は、ぜひ道路脇や山の木々にも目を向けてみてください。
思いがけない春の植物との出会いがあるかもしれません。

これからも当ブログでは、草津温泉の自然や花々を「花図鑑」としてご紹介して参ります。

 

 

 



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